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Vol.8

労働時間短縮に向け大型洗車機を更新
ドライバーの処遇改善に向けた設備投資で積極採用につなげる

第一貨物株式会社様新潟支店

所在地
新潟市東区寺山字前沢595-1
本社
山形市諏訪町2-1-20
拠点数
68カ所
売上高
706億3,900万円(2021年3月期)

特別積み合わせ事業者の大手の第一貨物株式会社様では現在、働き方改革の実現に向けて総力を挙げて取り組んでいます。新潟支店では2021年10月に大型洗車機を更新。他社機からダイフク製の「カミオン カスタム」に入れ替えることで、洗車時間の短縮と作業負担を軽減し、業務時間の短縮につなげています。

大型洗車機「カミオン カスタム」。最新のウォーターコントロール技術により使用水量は最少150ℓ/台で終えることが可能。

POINT

  • 旧型機はノーブラシ仕様のため人手によるブラシ作業が発生
  • 埋設式のレールにしたことで入退出がスムーズに
  • 150ℓ/台の節水仕様で水道料金を大幅に削減

従業員の負担軽減に向けて、設備投資も積極展開

第一貨物様の設立は1941年。企業間物流を中心に貨物全般を扱う物流企業で、2021年3月には創立80周年を迎えました。同社では現在、働き方改革の実現に向け、業界に先駆けて完全週休2日制に移行し、同時に従業員の負担軽減に向けた設備投資も積極的に展開しています。今回の洗車機導入もその一環で、作業負担の軽減や労働時間の短縮だけでなく、コスト抑制にもつなげていく方針です。

拠点数は現在、全国で68カ所、新潟エリアは3支店・1営業所体制で新潟支店が中核となって業務を行っています。同支店では従来から大型洗車機を採用していましたが、旧型機は高圧水洗浄だけのノーブラシ仕様でした。このため洗車後、人手によるブラシ作業が必要だったことから1台洗い終えるのにトータルで20分程度かかっていました。また、レールは土間から突出して設置されていたことから、タイヤのバーストやレールの変形を避けるためレールを横切って退出することができず、ドライバーにも余分なストレスを与えていたうえ、レールをかわして旋回するスペースが必要でした。

洗車時間を4分の1の5分程度に短縮

「カミオン カスタム」は、トップブラシ1本とサイドブラシ2本の3本ブラシで構成。最適なブラシ制御でボディを丁寧にしかもスピーディに洗い上げることが可能です。人手によるブラシ作業もほぼなくなったことで、従来の4分の1の5分ほどで終えるとともに、手の届かない天井部分や汚れやすい後面の汚れもキレイに洗い落せるようになりました。また、レールは埋設式に変更し、土間からのレールの突出をなくしたことで、洗車機から安全・スムーズに退出できたうえ、旋回スペースも少なくて済むようになりました。

「当支店では毎月800台ほどのトラックを洗車していることから、単純計算ですがカミオン カスタムにより計200時間ほど業務時間を短縮できました。また、水の使用量が1台あたり150ℓ程度で済むため、水道料金も大きく削減できるなど、大幅なコストダウンが図れました」(新潟支店長 池田 勉様)

泥はねで汚れやすいリヤ部分もしっかり洗浄できる。
12mのロングボディのトラックでもスピーディに洗車可能。
人手では洗うことの難しい天井部分もブラッシング。
洗車機の横に自家用給油施設(写真右)を備えることで、給油と洗車を一連の作業で行える。
本体の液晶モニターでは、1日の洗車回数や使用された洗車メニューの確認もできる
動画

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