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Vol.9

車社会の変化を見据えた国内最大級の大型洗車専門店
セルフ洗車から高級コーティングまで幅広いニーズに対応

高橋石油株式会社様洗車パークオアシス山形

所在地
山形県山形市北町2-5-45
立地
幹線道路沿い
洗車設備
1.5Wayドライブスルー洗車機2台
スプレー洗浄機2台、クリーナー5台
タイヤワックス機1台、除菌脱臭機1台
屋内拭き上げ場10台分
屋外拭き上げ場40台分

山形県内に4店舗のSSを構える高橋石油株式会社様(本社:山形県天童市)は2021年8月、国内最大級、約3,000m2の広さを誇る「洗車パークオアシス山形」をオープンしました。同店は、ドライブスルー機を使ったセルフ洗車からスタッフによる手洗い洗車や高級コーティングまで、幅広い洗車ニーズに応えた大型の洗車専門店で、2019年7月に開設した「洗車パークオアシス寒河江」(同寒河江市)に次いで2店舗目となります。地域の人々から「洗車のことなら洗車パークへ」と言ってもらえる店を目指してー。変化する車社会の先を見据えた同社の新しい取り組みを紹介します。

1.5Wayドライブスルー洗車機「ファブリカNEO」。洗車機本体の上部に取り付けた独立型の泡洗車システム「スライディングバブル」により、ショー効果を高めることでドライバーへの誘引効果を図っている。

POINT

  • SSが油外収益に特化した大規模洗車施設をオープン
  • 洗車機は敷地中央に2台併設し存在感をアピール
  • 高級コーティングを施工した約3割は洗車機を利用

新たな収益源として立ち上げた“洗車パーク構想”

同社の設立は1974年。プライベートブランド「オアシス」名で地域に根ざしたビジネスで業容を拡大してきました。ただ、同社によるとガソリン販売の商圏は半径3kmぐらい、灯油や軽油の配送になると商圏が半径10~15kmぐらいに広がりますが、マーケットシェアとしては共に10%ぐらいで頭打ちになるとのこと。さらに、EV化の流れもあることから、新たな収益の柱として立ち上げたのが洗車ビジネスに特化した“洗車パーク構想”でした。その構想に基づき最初に開設した洗車パークオアシス寒河江は順調に売上を伸ばしていたことから、県内最大のマーケットである山形市内に寒河江を超える新たな洗車パークを計画。幹線道路に面した広い用地を探していたところ、国道沿いの大きな駐車場が借りられることになり、寒河江での経験やユーザーからの要望を最大限に取り入れた全国的に類のない大規模洗車施設を完成させたものです。

ガソリン販売の10倍、半径30kmまで商圏が拡大

同店の敷地面積は寒河江の約1.2倍で、泡洗車システム「スライディングバブル」搭載の1.5Wayドライブスルー洗車機「ファブリカNEO」を2台導入しています。通常、SSでは洗車機はキャノピーの外側など敷地の端の方に設置することが多いのですが、同店では目立つよう敷地の中央に併設することで、存在感をアピールしています。また、スプレー洗浄機、社内用のクリーナーなどの周辺機器を充実させるとともに高級コーティング専用のブースも用意しています。同地域は豪雪地帯なことから洗車機や拭き上げ場全体の5分の1ほどは屋根も設けています。

「洗車機は主に手軽に洗車したいユーザーをターゲットに設置しましたが、当社で高級コーティングを施工したユーザーの3割ほどはコーディング後の手入れのため定期的に洗車機を利用されていることから相乗効果も生まれています。また、ガソリン販売と異なり、洗車は評判が良ければ商圏が半径30kmまで広がることが分かりました。山形市内と周辺地域の人口あわせた50万人をターゲットに県内1番店を目指していきます」(専務取締役 高橋 淳一 様)

洗車機は敷地内中央に設置することで存在感をアピールしている。
ゆとりを持った駐車スペースの屋内拭き上げ場。社内用のクリーナーも設置してある。
スプレー洗浄機も洗車しやすいよう広いスペースを確保している。
敷地内には高級コーティング専用のブースも設置している。
貸し出しタオルはボディ用、ステップ・ホイール用など3種類を提供。
動画

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